1月19日に開設された小泉純一郎元首相のTwitterアカウントがなりすまし――?。20日、時事ドットコムがその可能性を報じた。
小泉純一郎元首相の事務所は20日、短文投稿サイト「ツイッター」に小泉純一郎名のサイトが開設されたことについて「本人はツイッターをやっていない。間違いだ」と全面否定するコメントを発表した。事務所は、ツイッター社に対し経緯を問い合わせ、登録を取り消すよう求めている。
(時事ドットコム「「ツイッター開始」を否定=なりすましの可能性-小泉事務所」より 2014/01/20 15:56)
しかし、小泉氏のアカウントはTwitter社が本人確認をした証である、「認証済みバッチ」が付いている。普通に考えれば、なりすましの可能性は限りなく低いが、確認手続きなどはどうなっていたのか。
Twitter社広報担当に取材したところ、「間違いなく本人確認をしています。先週から事務所と調整を続けていました」としているが、今回の報道を受け、「もう一度、社内でプロセスのチェックをかけているところです。現在の状況には困惑しています」とコメントしている。
ネット選挙が解禁された現在、ホームページやアカウントの信頼性は重要な要素だ。15日にも、細川護煕氏のホームページについて、事務所がいったん公式であることを否定したが、その後、回答を取り消して「本物です」とした経緯もあり、小泉氏のTwitterアカウントについても、事務所の対応が統一されていなかった可能性も考えられる。
【1月21日11:20 追記】21日11:20現在、小泉氏のものとされたTwitterアカウント @J_Koizumi_Japan は削除されている。
一方で、Twitter社は「通常通りの手続きで認証を行っております」としている。Twitter社から編集部に届いたコメントを以下に掲載する。
Twitterではアカウントの認証を、芸能やスポーツなど、それぞれの分野での担当チームがご本人、あるいは芸能エージェンシーなどご本人の代理人にコンタクトし、ひとつひとつ確認をしながら行っています。今回の件に関しましても、本人または代理人の依頼を受けて行っています。今回の件に関しましても、通常通りの手続きで認証を行っております。
メディアの皆さま、ユーザーの皆さまにご不安を抱かせてしまいましたこと、お詫び申し上げます。Twitterの認証マークは簡単に付けられるものではないことをご理解いただけますと幸いです。
【訂正】当初、記事の冒頭部分の日付が1日ずれていて「1月20日に開設された小泉純一郎元首相のTwitterアカウントがなりすまし――?。21日、時事ドットコムがその可能性を報じた」となっていました。謹んでお詫びするとともに訂正いたします。(2014/1/20 22:33)
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