「私が今一番恋しいものが何かわかる?病気を忘れて自由な気分になること」
がん患者たちのこの言葉から発想を得て、新しいプロジェクトが立ち上がった。その名も「if only for a second(ほんの一瞬だけでも)」。
がん患者の生活を豊かにすることを目的に活動しているMimi Foundationと大手広告代理店のレオ・バーネット・フランスは、20人のがん患者を集め「普通のメイクをするだけだ」と伝えた。ただし、作業中は目をつぶっているようにお願いした。
メイクが完了し患者たちが目を開けると、鏡に映っていたのは巨大なアフロヘアやド派手なメイクを施された自分たちの姿。そのあまりにおかしな姿に、みな思わず笑みがこぼれた。プロジェクトの名前通り「ほんの一瞬だけでも」自らの病を忘れて自由奔放な喜びを感じることができたのではないか。
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動画では患者たちにメイクを施すところから、その後開催された写真展までの一部始終を見ることができる。患者たちが目を開けた瞬間に、みるみる驚きから喜びへ表情が変わっていく姿に心を打たれる。
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