日本でも人気が高いフィンランド生まれの「ムーミン」。2015年のオープンを目指し、日本国内にムーミンのテーマパークが建設されることが明らかになった。2014年は原作者、トーベ・ヤンソンの生誕100年という節目にあたり、展覧会などさまざまなイベントが計画されている。トーベ・ヤンソンやムーミンのイベントについての会見が12月11日、駐日フィンランド大使館(東京都港区)で開かれ、その中で発表された。
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計画を進めているのは、11月に設立されたフィンテックグローバル社(東京都港区)とフィンランドのPuuha社の合弁会社「株式会社ムーミン物語」。フィンランドには「ムーミン・ワールド」というテーマーパークがある。夏期の2カ月と冬期の数日のみの営業だが、年間で22万人の来場者があり、日本人観光客も多く訪れているという。自然豊かな小さな島がムーミン・ワールドになっており、ムーミンの物語の世界観を再現している。
ファンテックグローバル社によると、日本でのテーマパークはムーミンのコンセプトを重視しながら、フィンランドとは異なった屋内展示施設型になる可能性が高いという。面積は1000坪(約3300平方メートル)以上を想定しており、首都圏を中心に現在、建設地を選定している。
国内ではツイッターでムーミンの名言をつぶやくファンによるアカウントがフォロワー数27万を超え、オルビス株式会社(東京都品川区)が12月3日から、LINEで利用できる無料スタンプを配信したところ、1週間で600万ダウンロードを突破するなど、根強い人気を誇っている。
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