参議院懲罰委員会は11月21日、参院の許可を得ずに北朝鮮を訪問したアントニオ猪木参院議員を登院停止30日とする懲罰案を全会一致で可決した。47NEWSが以下のように報じている。
22日の本会議で採決し、正式決定する見通し。参院での懲罰は1950年以来63年ぶりとなる。懲罰案は北沢俊美委員長が提案。北沢氏は「議院の秩序を乱し、参院の権威を踏みにじるものだ」と理由を説明した。
(47NEWS「猪木議員に登院停止30日 全会一致で参院懲罰委」2013/11/21 15:47)
国会法が定めた懲罰のうち、登院停止は議員資格を失う「除名」の次に重い処分。登院停止期間は参院規則で最長30日と決まっている。猪木氏は、参院が渡航の不許可を決めたのを無視して、11月1日に北朝鮮に向かった。金正恩第一書記の叔父で最側近とされる張成沢国防副委員長らと会談した。猪木氏はハフィントンポストのインタビューに対し「北朝鮮がどういう国か、相手をしっかり知らなければ本当の交渉もできない」と話していた。
一方、秋の園遊会で天皇陛下に手紙を渡したことが問題視された山本太郎議員への処分は、11月8日に山崎正昭参院議長が厳重注意した上で宮中行事への出席自粛を求めたに止まった。猪木氏への処分は、これよりはるかに重いものになった。
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