秋の園遊会で天皇陛下に山本太郎参院議院が手紙を手渡した問題を受け11月8日、焼津市の市民グループ「くろしおネットはまおか」は、同市の静岡福祉大で10日に予定していた山本氏による講演会の中止を決めた。静岡新聞が報じた。
講演会は静岡福祉大の学園祭に合わせ、同グループが「山本太郎さんと語る子供たちの未来」と題して企画した。大学側は、園遊会での問題で山本氏が批判を受けている状況の中で、学生や来場者の警備上の安全が確保できず、責任を持って対応できない―として、同グループに講演会の中止を求めたという。
(静岡新聞「山本太郎氏の講演中止 手紙手渡し問題受け 焼津」2013/11/ 8 16:00)
2日に行われた山本氏による葛飾区議選の応援演説は、警備のため約80人もの警察官が動員されたという報道もあった。参院議院運営委員会は8日の理事会で、皇室行事への出席を禁止する処分を決め、参院の山崎正昭議長は山本氏を呼び厳重注意したが、スポニチによると、その後の記者団とのやり取りで、山本氏は二重橋に行って謝罪を続けていることを明かしたという。
「できることならば(陛下に)直接お会いして、今回の非礼についておわび申し上げたいが、それはかなわないようなので、すでに二重橋に行って、時間があるときは陛下におわび申し上げている」と発言。
二重橋は皇居正門近くに架かる橋。処分を受けた直後だけに、これには記者団も驚いた様子で、「謝罪はいいが、人に言うことではない」「言えばさらに迷惑になると想像がつかないのか」などの声が上がった。
(スポニチ「懲りない山本太郎氏「二重橋に行っておわび申し上げている 今後も続ける」」2013/11/09 06:00)
山本氏は閉会後スポニチ本紙の取材に応じ、11月に入って計3回、橋のたもとを訪れ頭を下げたと明かした。さらに、「皇居の象徴的な場所でしょ。今後も続けますよ。もちろん」と話したという。
この山本氏の発言に対して、Twitterでも批判の声が上がっている。
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