9月28日に放送された、NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」最終回の関東地方の視聴率は23.5%、関西で21.1%だったことがわかった。ビデオリサーチが30日発表した。朝日新聞デジタルが報じている。
ORICON STYLEは2011年に放映された「カーネーション」の最終回の視聴率(関東23.3%、関西19.0%)よりも高い視聴率で終了したことを取り上げ、以下のように最近放送された朝の連続テレビ小説の最終回の視聴率を紹介している。
前作『純と愛』(2012年10月~2013年3月)の最終回は関東20.2%、関西17.8%。
前々作『梅ちゃん先生』(2012年4月~9月)の最終回は関東21.4%、関西19.7%。
(「【速報】『あまちゃん』最終回、視聴率関東で23.5% 」2013/09/30 10:02 より。)
あまちゃんの初回から最終回までの平均視聴率は20.6%で、過去の連続テレビ小説の視聴率と比較してみると、昨年放映「梅ちゃん先生」20.7%には届かず、注目度の高さは番組全体の視聴率にそれほど反映されなかった印象だ。しかし、最高視聴率では9月16日に記録した27.0%と、2003年以降の作品で比較すると最も高く、2002年に放送された「さくら」の最高視聴率27.5%に迫る数値だ。(「あまちゃん」以外の作品の視聴率はビデオリサーチのHPより)
msn産経ニュースによると、30日、ヒロインの天野アキを演じた能年玲奈はNHKの広報を通じて以下のコメントを発表したという。
「あまちゃんを見てくださった皆様、たくさんのご支援本当にありがとうございました。私自身、あまちゃんという作品で天野アキという女の子を演じさせていただいたこと、本当に幸せに思っています。まっすぐ突っ込んでいくのって気持ちいい!大好きなものに飛び込んでいくのって気持ちいい!じぇじぇじぇ!\(‘jjj’)/皆さん、本当にありがとうございました。心から感謝を申し上げます!」
(「「あまちゃん」最終回は23.5%、全回平均20.6%、「梅ちゃん」には及ばず」2013/9/30 11:31 より。)
今年の都議選では、候補者の選挙カーで「あまちゃん」のテーマ曲を流していた事が問題となったり、「あまちゃん」のオープニング曲を声だけで再現した動画が注目されるなど、社会現象となっていた「あまちゃん」。
経済効果は32億8400万円とも言われていたが、その人気はもはや視聴率だけでは語れないのかもしれない。
■2003年以降に放送されたNHK朝の連続テレビ小説 期間平均視聴率ランキングTOP10
(ビデオリサーチのHPと朝日新聞デジタルの記事を元に作成)
「梅ちゃん先生」(2012) 20.7%
「あまちゃん」(2013)20.6%
「こころ」(2003)21.3%
「純情きらり」(2006)19.4%
「どんど晴れ」(2007)19.4%
「カーネーション」(2011)19.1%
「てるてる家族」(2003)18.9%
「おひさま」(2011)18.8%
「ゲゲゲの女房」(2010)18.6%
「風のハルカ」(2005)17.5%
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