13歳で起業、350万ドルの会社にした高校生

自分のビジネスを、わずか数年で数百万ドルの価値をもつ企業に育て上げたと言える起業家はほとんどいない。高校卒業までにそれをやり遂げたと言える人はさらに少ない。

自分のビジネスを、わずか数年で数百万ドルの価値をもつ企業に育て上げたと言える起業家はほとんどいない。高校卒業までにそれをやり遂げたと言える人はさらに少ない。

しかし、ミズーリ州ヘーゼルウッドに住む15歳のジェイレン・ブレッドソーくんは、まさにその非常に珍しい高校生だ。セントルイスのニュース局『Fox 2』が伝えたところによると、ブレッドソーくんは、ウェブ・デザインをはじめとするIT関連サービスを専門とする技術会社ブレッドソー・テクノロジーズを、まだ13歳のときに創業。現在までに、約350万ドルの価値がある世界的企業に拡大させたという。

Fox 2は、昨年の3月にブレッドソーくんに初めてインタビューを行ったが、今年9月2日(米国時間)のニュースで、その後の動きを取り上げた。ブレッドソーくんは、初めてのインタビューから現在までに、従業員が2人だった自分の会社を、増大する需要に応じるために150人の契約社員を雇うまでに育て上げていた。

「Patch」の記事によると、ブレッドソーくんはビジネスに専念しているわけではない。生徒会やPTSA(保護者と教師と生徒の会)の会長など、学校のさまざまな組織でリーダーの役割を務めてきた。

学外においても、ティーンエージャーのボランティア活動を促進するプログラム「St. Louis Volunteen」の最高技術責任者(CTO)でもある。さらに、卒業した中学校のカフェテリアにベジタリアン向けのメニューを導入させたときにも一役買っていたという。

ブレッドソーくんは自分のビジネスの基礎になったのは、学校の英才教育プログラムで出席した授業で初めて知ったウェブ・デザインへの関心だったと述べている。一方で、かなりのハードワークと勇気が必要だったとも話している。

ブレッドソーくんの将来の計画は、ハーバード大学に進学して、特許関連の弁護士になることだ。Fox 2とのインタビューの中で、若い起業家たちに贈る最も重要なアドバイスは、と尋ねられた彼は、「リスクをとること」だと話している。

「若いのだから、失敗してもずっと沈むことはない。いつでもすぐに飛び起きて、進み続けることができる」

[Harry Bradford(English) 日本語版:平井真弓/ガリレオ]

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