NTTドコモの加藤薫社長が、Appleのスマホ「iPhone」の発表会に出席するため渡米すると9月8日、時事通信が報じた。発表会は9月10日(現地時間。日本時間11日午前2時)に開催される。ドコモは新型のiPhoneを発売する見通しと9月6日に報道されていた。
NTTドコモの加藤薫社長が訪米し、米アップルが現地時間の10日午前(日本時間11日未明)に開く発表会に参加する方向で調整していることが8日、分かった。ドコモはアップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」を初めて販売する見通しとなっている。
(時事ドットコム「ドコモ社長、訪米=アップル発表会参加へ」より 2013/09/08)
AppleはiPhone 5Sと廉価版のiPhone 5C(名称はいずれも推測)を発売すると見られている。
毎年、新型のiPhoneが出るたびにドコモから販売されるかどうかが注目されてきた。ドコモは、電話番号を変えずに通信事業者を変えられる制度ができた2006年以降、毎年、他社からの転入より転出が多くなる、いわゆる「純減」の状態が続いていた。iPhoneが上陸しソフトバンクが販売を始めた2008年以降、徐々に純減数が増え、流出件数は約370万件にのぼった。
ドコモはiPhoneに対抗すべく、今年の夏モデルではサムスンとソニーの2機種に絞ってマーケティングを展開。これが一因となってNEC、パナソニックが国内スマホ事業から撤退を発表するなど、iPhoneがもたらしたスマホへのシフトは業界構造にも大きな影響を及ぼしている。
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