民主党の海江田万里代表は23日、参院選東京選挙区で公認を取り消した無所属候補を応援した菅直人元首相に対し、離党勧告する方針を固めた。朝日新聞デジタルなどが伝えた。24日にも菅氏と会談し伝える見通しだが、菅氏が拒否すれば、除籍(除名)処分も辞さない構えだという。
同党は参院選公示2日前、現職2人のうち、大河原雅子氏の公認を取り消し、鈴木寛氏に一本化。大河原氏は無所属で出馬したが、菅氏は公然と支援し、事実上の分裂選挙になっていた。結果、両氏とも落選し、同党は東京選挙区で結党以来の議席失った。
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時事通信によると、党東京都連は「反党行為に当たる」として菅氏の処分を執行部に求めている。また、23日の党役員会で幹部から「また民主党がもめているとの印象を植え付けた」と菅氏への批判が相次いだと朝日新聞デジタルは報じている。
一方、鳩山由紀夫元首相については、尖閣諸島をめぐって「中国側からみれば、盗んだと思われても仕方ない」と発言した問題を受け、海江田氏は鳩山氏を除籍する意向だ。(朝日新聞デジタル)
参院選惨敗の責任を取って、8月末での辞任を表明した細野豪志幹事長も「反党行為を重ねた菅直人元首相も処分してほしい」と提案したという。
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菅元首相への離党勧告について、茂木健一郎さんは次のようにツイートで論じている。一部を紹介する。
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ネット上でも様々な意見が上がっている。
民主政権下で首相も務めた菅氏への離党勧告、民主党の参院選後の対応について、みなさまのご意見お寄せ下さい。