楽天市場などで商品を購入すると付与される「楽天スーパーポイント」が、会員の知らない間に「楽天Edy」に移行される被害が起きていたことがわかった。共同通信は、第三者が成り済まして不正にログインし、ポイントを盗んだ可能性があると報じている。
楽天スーパーポイントは、楽天市場や楽天トラベルなど楽天グループの各サービスで利用できるポイントプログラム。楽天は、2013年5月10日から8月9日までの3カ月間限定で、楽天スーパーポイントを楽天Edyに交換できるサービスを開始し、楽天スーパーポイント1ポイントを、楽天Edy 1円分に交換できるとしていた。楽天Edyで決済することにより、リアル店舗でも楽天スーパーポイントで決済ができる状態となっていた。
しかし、6月中旬ごろから、インターネット上の相談サービスに、「楽天スーパーポイントが、急に8000ポイント以上減っており、履歴を調べたら、ポイント利用(Edyに交換)となっている。しかしながら身に覚えがない」などの相談が相次いでいた。
同じ日のうちに、キリの良い数字ではない数字で、複数回、楽天スーパーポイントがEdyに交換されているという相談もあり、ポイント交換の手続きをしても、完了メールが発行されることもなかったとも書かれている。しかし、この相談内容には、交換に利用されたとされるEdyの番号は、ユーザーが保有する番号であるが、交換がなされていないことも言及されている。
同様の相談を行なっていた別のユーザーからは、楽天に問い合わせを行った内容について、「盗まれたポイントは何とか返還されるようです。 」と報告を行なっている。
楽天は9日、この楽天スーパーポイントをEdyに交換するサービスを終了、ホームページ上で「勝手ながら7月8日をもって終了しました。」と急きょ告知しているが、インターネット上では、戸惑いの声が上がっている。