参院選の投票率を上げられるかーー。
熊谷俊人千葉市長が参院選の選挙啓発ポスターについて述べた『「現状にご不満のない方はどうぞ棄権下さい。こちらで全部決めておきますから」くらい言ってもいいのではと思います』というツイートを紹介したとろ、熊谷市長の意見に賛成とのコメントが多数寄せられています。投票を棄権することについて、「意思表示していない人や人たちの『意思』を汲み取ってくれる事を期待するのは、小学校位まで」ととの厳しい見方もありました。
では、どのようにしたら投票率が上がるのでしょうか。
コメントでは、投票に行きたくなるアイディアも多く投稿されています。一部を紹介しましょう(文字訂正の範囲でコメントを修正しています)。
まずは、投票への意識を変えることが必要だとする意見。選挙に対する教育の問題を上げる方も多く見られましたが、熊谷市長と同じように選挙啓発ポスターの文言を変えるいう、あまりお金がかからない方法を提案する意見がみられました。ただし、熊谷市長の「現状にご不満のない方はどうぞ棄権下さい。こちらで全部決めておきますから」案よりも、もっと厳しくしても良いのではという意見が多いようです。
「今後どんな政治になっても、どんな法律が作られても文句を言わないと誓える人は棄権してください」
棄権するあなた、あなたに不都合なルールができても後で文句いいなや
投票したいと思う候補者がいない場合に、どういう基準で投票して良いのかわからないのではという意見も見られ、自分の投票基準を紹介する方もいます。
私の候補者の選択の基準は簡単です
もちろん政策を考慮した上で、
1.必ず野党、2.なるべく新人、3.なるべく若い人、4.なるべく女性
絶対に議員数を増やしたくない政党以外の政党で、立候補者の一番少ない政党、若しくは、政党に属する候補者に投票する。
そうすれば、その政党が政権を取る事は無いから安心だし、十分意思表示に成ると思うが。
自分の意志に完全にマッチする候補を選ぶことは困難ですが、自分としてもこれだけは譲れない、これは妥協できるなど何を優先するべきかを考えて投票する候補・政党を選びたい
一方、選挙のシステム自体を変えたら、投票率は飛躍的に上がるのではないかという意見も出ています。「マイナス投票」を上げる人が多く見られました。
この人(党)だけはダメ、という票を投じることが出来るようになれば、投票率は飛躍的に上がるはず。
受かるための1票なら行きませんけど、落とすための1票なら選挙に行くって人は多いんじゃないでしょうか。
マイナス票に関しては、熊谷市長は反対のようです。
マイナス投票の仕組みを入れれば地道な政治家のほうが増え、結果的にマイナス投票が減るという意見も出ていました。
通常のプラス票と合わせて多い順に当選としていく。ただし合計がマイナスになったら1番でも当選は無効、その選挙区には適任なしとして空白区にすればよい。
こうすることで「テレビに出れば当選」と言われるような知名度だけの候補者よりも地道に政治活動をアピールする候補の方が(プラスも少ないかもしれないが)マイナスが少なくなり当選確率が増えるかもしれない。結果として政治家の活動にも影響を与えるだろう。
投票というイベントをビジネスに変えるという発想も出ています。
選挙クーポン、というのはやはり不味いのでしょうか。
投票済証を提示すれば協賛店舗で割引もしくはサービス。あるいは投票済証の代わりにクーポン券を渡す。
そこに公金を出すのかどうかとか、不正取得対策とか、考えることはいろいろありますが、そういうインセンティブもありではないかと。
投票所の雰囲気って好きなのですよ。普段着の町の人々だけど、何年かに一度のイベントだという、ちょっとした高揚感が漂っている。
なんかそういう感じで、町全体で祭り(政=まつり?)のような雰囲気って作れないでしょうかね。
また、投票行動をチェックする仕組みが、年金の不正受給改善につながるのではないかとする意見が出ています。
それとは別に、5回以上投票を棄権した人は本当に生きているのかチェックするという制度があっても良いかも知れないと私は思う。
死亡しているのに年金を受給しているってケースがあるかも知れないし。
選挙は一例でしょうが、行政の仕組みをイベントに合わせてスリム化するという考え方は財源の有効利用に繋がりそうですね。
投票率を上げるアイディア、まだまだ募集しています。投票したいと思う候補者がいない場合にどのような方法で選んでいるかなどの参考情報も是非投稿下さい。お待ちしております。
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