イタリアのミラノ近郊ノヴァーラに住む、14歳のキャロライナ・ピッキオさんが、1月4日、自宅の寝室から飛び降りて自殺した。この事件によってFacebookが刑事告訴された。Facebookが結果的に自殺に追い込むことにつながったという主張だ。
ピッキオさんは、Facebook上でいじめを受けていた。パーティーで酔っ払い、トイレでボロボロになっているピッキオさんの姿を捉えた動画がFacebook上で公開されたうえ、中傷を受けていたのだ。
飛び降りる前、彼女はFacebookをアップデートした。
“私は強くない、許して。もう我慢できない。”
いじめていたのは15歳から17歳の少年たちで、ピッキオさんのかつてのボーイフレンドの友達だという。
この事件を受けて、イタリア父母の会が、Facebookを告訴。Telegraphによると、イタリアの法律では、18以下の未成年者は契約を締結することが禁止されているが、Facebookでは事実上、プライバシーに関する情報の取り扱いについても、両親の承諾なしに契約を結ばせていると主張しているとのこと。また、動画についても、ピッキオさんの友達によって削除が求められていたが、削除がされなかった。
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Facebookでは、記事またはスパムを報告するという機能があるにもかかわらず、今回の事件ではうまく使われていなかったとも言えるだろう。
プラットフォームはどこまで責任を負う事になるのか。また、いじめを防ぐ手段が今後考えられるのか。今後の展開が注目される。
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