うっかりスマホを水の中に落としてしまっても大丈夫――。
モディクルー(東京都)は、スマートフォン内部の電子回路を撥水性のある薄い膜で覆う防水加工サービスを7月から始める。朝日新聞デジタルが報じた。米国発の技術をベンチャー企業が日本に持ち込んだという。
モディクルーのホームページによると、最大の特徴はスマホの見た目はそのままで加工が出来る点。「無色透明なナノテクノロジーの力」が理由だという。スマホの中に水が進入することを防ぐ従来の方法とは異なり、スマホ内部の重要部分そのものを薄い膜で覆うため、ぬれても動き続けることができるという。
朝日新聞デジタルでは、その仕組みを詳しく紹介している。
客から預かったスマホを分解し、半導体や電子部品が詰まった基板部分を厚さ0.01ミリ以下の薄い膜で覆う。ぬらすと水が本体内部まで入り込むが、心臓部が守られているため動き続けるという。米国の開発会社HzO社の技術で、同社技術を使ってサービス展開するのは世界初になるという。
(朝日新聞デジタル 2013/5/30 11:13)
「TABLOID」は、いち早くこのサービスを紹介。
デモ動画では、水の中にスマホを入れても動画は再生され続け、取り出しても異常なし。「スピーカーに水が入ったのか音は止まりましたが、スマホを振って中から水を出すと、音も復活。いままでの防水とは明らかにレベルの違う耐水性」としている。
また注意点を次のように紹介している。
特殊な加工をするため、メーカー保証はなくなる可能性があります。が、もともとmodcrewはスマホの修理サービスを手がけている会社。独自の保証サービスを提供することを考えているそうです。
(「スマホの中に水が入ってもOK! タフすぎる「modcrew(モディクルー)」の防水加工」2012/07/05 09:40)
防水加工が可能なのはiPhoneの「4」「4S」「5」の3種類で料金は5980円から。今後、防水加工ができる機種は順次追加される予定という。
この夏、大活躍間違いなし?