日本維新の会共同代表・橋下徹氏の「慰安婦は必要」発言について、ツイッター上で批判が殺到している。橋下氏がツイッターで補足説明を行った14日朝以降、1時間に数百件単位でつぶやきがアップされ続けているが、そのほとんどが発言を批判する内容だ。米ニューヨーク・タイムズ(13日付け同社ウェブサイト)も「Women Forced Into WWII Brothels Served Necessary Role, Osaka Mayor Says」というタイトルで報じた。
一方で、橋下氏とともに日本維新の会の共同代表を務める石原慎太郎氏は発言に対して「間違ったことは言っていない」との認識を示した。産経新聞は以下のように報じている。
日本維新の会の石原慎太郎共同代表は１４日午後、橋下徹共同代表（大阪市長）が旧日本軍の従軍慰安婦制度は必要だったと発言したことについて「軍と売春はつきもので、歴史の原理みたいなものだ。それを踏まえて発言したと思う。彼はそんなに間違ったことは言っていない」と述べ、問題はないとの認識を示した。
(産経新聞デジタル 2013/05/14 12:46)
時事通信によると、民主党・海江田万里代表は「慰安婦制度は必要ない」と強調、共産党・市田忠義書記局長は「戦慄（せんりつ）を覚えた。市長や党首の資格はない」と語ったと報じている。
社民党の福島党首もツイッターで「あまりにひどい発言に唖然」とコメント。
日本維新の会代議士会会長を務める中山成彬衆議院議員は「過剰反応」とし、以下の様に書いている。
■新たな議論も
批評家の東浩紀氏による問題提起からも多くの議論が起こっている。
政治学者の五野井郁夫氏はツイッター上の反応から「諸個人の立ち位置が分かる」とつぶやき。
■上記以外にも数えきれないほどの意見が出ている。編集部でピックアップした主なものを紹介したい。